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日立ABBパワーグリッド社が、変圧器のデジタル化を実現する TXpertTMエコシステムを提供開始
オープンかつ拡張性の高いエコシステムにより、 電力ネットワークの柔軟性・効率性・レジリエンス向上に貢献
日立ABBパワーグリッド社(CEO:Claudio Facchin(クラウディオ・ファキン))は、変圧器のデジタル化を実現するTXpertTMエコシステムの提供を開始しました。TXpertTMエコシステムは、プロダクトやソフトウェア、サービス、ソリューションで構成されており、お客さまのニーズに応じた柔軟なカスタマイズが可能です。また、他社製の新規・既設の変圧器にも適用できます。
日立ABBパワーグリッド社の変圧器ビジネスユニット担当役員であるBruno Melles(ブルーノ・メレス)は、「TXpertTMエコシステムは、厳格なサイバーセキュリティ基準に基づいた、特定のメーカーに依存しない、オープンかつ拡張性が高いシステムで、すべての変圧設備に実装可能であり、変圧器のスムーズなデジタル化が可能です。当社の数千台におよぶ変圧器の設計・サービスから得た知識と知恵により、変圧器に関するコスト・リスクの低減や、運用の最適化、耐用年数の長期化、環境性能の向上を実現し、持続可能なエネルギーの未来に貢献します。」と述べています。
TXpertTMエコシステムは、国連の持続可能な開発目標の7つ目「すべての人に手ごろで信頼でき、持続可能かつ近代的なエネルギーへのアクセスを確保する」に貢献します。
日立ABBパワーグリッド社は、100年以上にわたって変圧器技術のパイオニアとして、世界の関連団体と協力して技術標準やプロトコルを策定してきました。今後も、電力ネットワークのためのインテリジェントなソリューションに、高度なデジタル技術を組み合わせ、新たな価値を創造していきます。
■TXpertTMエコシステムについて
TXpertTMエコシステムは、変圧器の健全性をリアルタイムで監視できます。これにより、故障の確率が高くなる前に予防保全措置を講じることが可能となり、故障による多額の修理費用や関連費用の発生抑制などに貢献します。
TXpertTMエコシステムの中核をなすデータ監視・診断装置であるTXpertTM ハブは、オープンプラットフォームとして設計されており、TXpertTMエコシステムに適合するセンサーからのデータを統合します。お客さまは、TXpertTMハブのプラットフォームを利用することで、最新の通信と厳格なサイバーセキュリティ基準に則った変圧器のデジタル化をスムーズに行うことができます。
TXpertTM対応変圧器は、日立ABBパワーグリッド社の資産パフォーマンス管理(APM)ソリューションと組み合わせることができます。APMソリューションは、個々の変圧器、複数の変圧器、または大規模な変圧器群に適用することが可能であり、TXpertTMエコシステムから生成されたデータを、意思決定に活用することを支援します。また、仮想サイト管理、余寿命診断、ロボット検査、変圧器保守を、関連サービスとして提供可能です。
■日立ABBパワーグリッド社について
日立ABBパワーグリッド社は、日立とABB社で合わせて約250年の歴史を持つグローバルテクノロジーリーダーであり、90カ国で約36,000人の従業員を擁しています。スイス・チューリッヒに本社を置き、エネルギー、インダストリー、インフラ産業のバリューチェーンに加えて、モビリティ、スマートシティ、蓄電やデータセンターなどの新分野にも事業を展開しています。日立ABBパワーグリッド社は、グローバルトップの導入実績やフットプリントを生かし、お客さまの社会的価値、環境価値、経済価値のバランスを向上させます。また、より強じん、よりスマート、よりクリーンなグリッドを実現するためのパートナーとして、革新的なデジタル技術により“Powering Good for Sustainable Energy”を実現していきます。
詳しくは、ウェブサイト(https://hitachienergy.com/jp/ja/)をご覧ください。
■日立グループ パワーグリッドポータルサイト
https://www.hitachi.co.jp/products/energy/pg/