日立エナジー2030計画
2050年までに、エネルギーシステムは進化する必要がある
すべては小さな変化の種から始まる
すべての人々に持続可能なエネルギーの未来を提供するために、当社が追及する3つの挑戦
電力システムを強化して信頼性と安全性を高める
結果
オーストラリアでの山火事に当社のイノベーションを活用
日立エナジーは、オーストラリアのビクトリア州で、気候変動に強く信頼性の高い送電網の構築に大きく貢献し、同地域の山火事リスクを効果的に軽減しています。スパーク防止ユニットは、避雷器からの火花やアーク放電を防止し、火災の発生を未然に防ぐ革新的な技術です。ビクトリア州のレジリエントな送電網は、火災を防ぐだけでなく、地域社会、野生動物、環境を保護します。
真のイノベーション
植生管理
電力会社は、グリッドの信頼性と長期的なレジリエンス確保における植生管理の重要性を認識しています。しかし、植生管理にはコストがかかるうえ、複雑で面倒なプロセスが必要となります。適切なデータがなければ、計画を立てることはできません。計画がなければ、優先順位をつけることができません。そして、優先順位がなければ、申告な問題も未解決のままになり、危険な樹木がグリッドの一部を破壊してしまいます。積極的に予防に取り組みましょう
真のコラボレーション
日立エナジーとシュナイダーエレクトリックが協働してエネルギー転換を加速
送配電およびグリッド自動化ソリューションにおける市場と技術のリーダーである日立エナジーと、エネルギー管理と自動化のデジタルトランスフォーメーションにおけるリーダーであるシュナイダーエレクトリックは、顧客価値を高め、エネルギー転換を加速するための協業を開始したことを発表しました。
カスタマーサクセスストーリー
お客さま、パートナーとともに、社会に利益をもたらすグローバルおよびローカルなソリューションを提供しています。
電力システムのリーチとスケーラビリティを拡張する
結果
日立エナジーは、持続可能な鉱山の未来を創造するというLKABのビジョンをサポートしています。
日立エナジーの専門家は、国際的なハイテク鉱業・鉱物グループであるルオッサヴァーラ=キルナヴァーラ(LKAB)と協力して、次世代の持続可能な鉱山を創造するという共同ビジョンを掲げています。これは、LKABの電力システムをよりアクセスしやすく、効率的で、柔軟性のあるものにするためのスウェーデン史上最大の産業投資の1つです。
真のイノベーション
IdentiQ™
日立のLumadaプラットフォームと統合された、グリッドにおける技術とマーケットリーダーである日立独自の専門知識に基づいて構築された革新的ソリューション
真のコラボレーション
コラボレーション・センター
当社のコラボレーションセンターは、リアルタイムのサポートと世界中のどこからでも専門知識やリソースへの即時アクセスを提供することで、高電圧製品のサービスの提供方法を変革しています。
今日、電力業界におけるサービスの真のメリットは、お客さまが中核事業に集中できるようにしながら、問題を迅速かつコスト効率良く防止または解決できる力です。デジタル技術の発展に伴い、日立エナジーコラボレーションセンターは、世界中のどこからでも、24時間365日専門知識とサービスにリアルタイムでアクセスし、運用パフォーマンスを確保できる機会をお客さまに提供しています。
電力システムを進化させ、より持続可能でレジリエンスのあるものに
結果
未来における都市でのQOL
フランスのナントでは、日立エナジー独自のフラッシュ充電技術Grid-eMotion™ Flashが持続可能なモビリティへの移行に役立っています。Grid-eMotion Flashは、バス事業者セミタンが停留所で数秒以内にeバスを急速充電することを可能にしました。さらに、バッテリーが小型化されたことで、乗客の収容人数も増えました。このソリューションのおかげで、乗客はよりクリーンで、静かで、快適な移動ができるようになりました。
真のイノベーション
EconiQ™
カーボンニュートラルなエネルギーの未来のためのエコポートフォリオ
EconiQ™は、日立エナジーの環境効率がよい持続可能なポートフォリオで、製品、サービス、ソリューションにすぐれた環境性能を発揮することが実証されています。EconiQポートフォリオは、サステナビリティを重視して設計されており、従来型のソリューションと比較してすぐれた環境性能を発揮します。
真のコラボレーション
洋上グリッド:エネルギー転換の次なるフロンティア
欧州連合(EU)の北海諸国は、同地域におけるクライメイト・ニュートラル(気候中立)を達成するために、同地域で必要とされる洋上風力発電容量の半分以上を2050年までに建設すると宣言しました。北海をグリーンエネルギーの発電所にするという野心の中心にあるのは、諸国がこの水域の風力資源を共同で活用し、この相互接続されたクリーンな電力の恩恵をともに享受するという考えです。しかし、このような複雑なネットワークの設計・構築はまだこれからで、技術的かつ経済的な観点から、メッシュ化された洋上グリッドが実際にどのように実装できるか議論が継続しています。
近年発表された IEA Net Zero by 2050や、2021年から2022年に実施された IEA、 BNEF、 DNV、 IRENA などのエネルギー見通し調査をもとに日立エナジーが独自に分析