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日立エナジーが伊トスカーナ州、伊サルデーニャ島、仏コルシカ島を結ぶ 多端子HVDC連系線向け変換所3基を受注
日立エナジーは、イタリア共和国(以下、イタリア)の送電事業者テルナと、フランス共和国(以下、フランス)の電力会社EDFから、HVDC変換所3基を受注しました。当社は、イタリアのトスカーナ州とサルデーニャ島、フランスのコルシカ島を結ぶ双極・多端子のHVDC連系線「Sa.Co.I.3」向けに、自励式変換技術「HVDC Light®」を用いた変換所を提供します。
Sa.Co.I.3は、トスカーナ州、サルデーニャ島、コルシカ島を結ぶ既存のHVDC連系線を更新するもので、送電容量は300MWから400MWに増加します。Sa.Co.I.3は、EUのProjects of Common Interest*1の一つであり、完成後は、サルデーニャ島の再生可能エネルギー発電による電力を、トスカーナ州とコルシカ島に送電します。Sa.Co.I.3の整備により、トスカーナ州、サルデーニャ島、コルシカ島の電力システムは、より効率的かつ信頼性の高い、持続可能なものとなります。
*1社会的便益に欧州規模で貢献するインフラ開発プロジェクト
三つ以上の変換所で構成される多端子HVDCシステムは、エネルギー転換を促進する重要な技術として注目を集めています。日立エナジーは、多端子HVDCシステムの分野で市場をリードしており、欧州を含むグローバルのエネルギー転換において重要な役割を果たすことを目標にしています。
Sa.Co.I.3の連系ルート
日立エナジーのグリッドインテグレーションビジネスユニット担当役員のニクラス・パーソンは、「Sa.Co.I.3プロジェクトへの協力を通じて、トスカーナ州、サルデーニャ島、コルシカ島の電力の安定供給に貢献できることを嬉しく思います。当社は、優れた建設事業者との協力によりHVDC技術の提供に注力し、お客さまに最適なソリューションを提供します。」と述べています。
日立エナジーは今回、HVDC変換所の設置にあたり、イタリアの建設事業者ペッレグリーニおよびフランスの建設事業者ラゼル・ベックと協力します。両社との協力により、各社のコアコンピタンスを生かして、プロジェクトに最高クラスのソリューションを提供します。
日立エナジーについて
日立エナジーは、持続可能なエネルギーの未来へ向けた取り組みを加速する、グローバルな技術リーダーです。お客さまやパートナーとの協創により、世界のエネルギーシステムを、より持続可能、より柔軟、より安心・安全なものにします。電力、産業、運輸、データセンター、インフラの各分野のお客さまにサービスを提供しており、140カ国以上の導入実績を有しています。合計150GW以上のHVDC連系線の電力網への連系など、革新的な技術とサービスでエネルギーバリューチェーンを効率化し、あらゆる人が電気を利用できるよう支援しています。また、分野や地域を超えたステークホルダーとのデジタルトランスフォーメーションにより、カーボンニュートラル実現に向けたエネルギー転換を加速します。スイスに本社を置き、90カ国に約45,000人の従業員を擁しており、約1兆8,000億円の事業規模を有しています
詳しくは、ウェブサイト(https://www.hitachienergy.com/jp/ja)をご覧ください。
日立エナジー関連リンク
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日立製作所について
日立は、データとテクノロジーでサステナブルな社会を実現する社会イノベーション事業を推進しています。お客さまのDXを支援する「デジタルシステム&サービス」、エネルギーや鉄道で脱炭素社会の実現に貢献する「グリーンエナジー&モビリティ」、幅広い産業でプロダクトをデジタルでつなぎソリューションを提供する「コネクティブインダストリーズ」という3セクターの事業体制のもと、ITやOT(制御・運用技術)、プロダクトを活用するLumadaソリューションを通じてお客さまや社会の課題を解決します。デジタル、グリーン、イノベーションを原動力に、お客さまとの協創で成長をめざします。3セクターの2023年度(2024年3月期)売上収益は8兆5,643億円、2024年3月末時点で連結子会社は573社、全世界で約27万人の従業員を擁しています。
詳しくは、日立のウェブサイト(https://www.hitachi.co.jp/)をご覧ください。