ドイツは、エネルギー転換の一環として、2030年までに電力の65%を再生可能エネルギー源から生み出す計画です。 北海の大規模洋上風力発電がこのクリーンエネルギーの生産に占める割合は、急拡大しています。 ドイツの洋上風力発電量は、わずか10年でゼロから6,382MWに増加し、英国に次いで世界第2位の洋上風力発電者となっています。
日立エナジーは、Aibel/Keppel FELS コンソーシアムより、「DolWin 5」 プロジェクトを受注しました。本プロジェクトでは、洋上風力系統連系プロジェクトDolWin5向けに、当社の高圧直流送電(HVDC)技術を提供し、設計、製造、および据え付けをおこないます。
今回の受注は、洋上風力発電における当社の技術力と専門性の高さと、お客さまであるTenneT社からの日立エナジー/Aibel/Keppel FELSの協業に対する信頼性が評価されたものです。
日立エナジーの供給範囲は、陸上変換所の設計、エンジニアリング、調達、建設、据え付けに加え、洋上変換所のHVDC機器の据え付けと試運転です。
この受注には、北海における変換所およびドイツのニーダーザクセン州エムデンにおける陸上変換所が含まれます。
オランダとドイツで事業を展開している欧州の主要な送電システムオペレーターTenneT社は、この洋上ウィンドファームへ電力系統を提供する責任を担っています。
このプロジェクトでは、ドイツの沿岸から約100km離れた3カ所の洋上ウィンドファームから900MWのゼロカーボンの電力を供給する予定で、約100万世帯相当の電力が賄えます。 完成は2024年の予定です。
主なデータ | |
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稼働年: | 2024 |
構成: | 対称単極 |
電力定格 | 900 MW |
直流電圧: | ±320 kV |
用途: |
洋上風力系統連係 |