中部電力パワーグリッド 東清水変電所向け自励式周波数変換装置は、東京電力パワーグリッドエリアの東日本50Hzと中部電力パワーグリッドエリアの西日本60Hzの連系容量を増強するプロジェクトです。
この系統連系により、エリアを超えた電力融通を強化、発達させ、電力系統の安定化にも貢献できると期待されています。 また、日本の広域的な系統運用の向上にも貢献します。
日立エナジーは、HVDC Light®と呼ばれる自励式変換器(VSC技術)、ならびに数多くの実績があるMACH™制御保護システムを備えたデジタルソリューションを提供します。新たなHVDCのBack to Back(BtB)交直変換装置(30万kW)2基は、既存のHVDC BtB交直変換装置(他励式)と同じサイト内に設置されます。サイトにおける敷地面積は非常に限られていますが、日立エナジーの最新技術では、HVDCの設備を従来より小さな敷地で収めることが可能です。
HVDCのBtB交直変換装置を使用した相互接続連系では、非常時に片系統の電力喪失時でもブラックスタートが可能であり、双方間で電力を融通することもできます。 HVDCの相互接続により、電力の流れを制御し、双方の電圧と周波数の安定性を高めることで、電力系統の安定性を大幅に向上させ、停電防止にもつながります。
電力の流れを制御する他、無効電力を供給し、それぞれの端子で動的電圧を別々に制御することができます。
主なデータ | |
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稼働年: | 2028 |
構成: | Back-to-back(BtB) |
送電容量: | 600 MW |
用途: | 系統の相互接続 |