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日立エナジーが、デンマーク・オーステッドから世界最大クラスの発電容量の ホーンシー3洋上風力発電所向けに4基のHVDC変換所を受注
英国の約300万世帯分の電力供給を支援
日立エナジーは、デンマークの再生可能エネルギー事業者であるオーステッドから、英国東海岸から約120kmの北海に建設予定のホーンシー3洋上風力発電所 (以下、ホーンシー3) 向けに、高圧直流送電(HVDC)システムを受注しました。当社は、自励式HVDC「HVDC Light®」を用いた、洋上2基・陸上2基の計4基のHVDC変換所と、制御・保護システム「MACH™*1」を納入します。
ホーンシー3は、オーステッドが2019年に運転開始したホーンシー1*2と、2022年に運転開始予定のホーンシー2*3に続く洋上風力発電所であり、約700㎢のエリアに200基以上の風力発電機が設置され、発電容量は、英国の約300万世帯分の電力需要を満たす2.85GW以上となる予定*4です。同発電所は、単独の洋上風力発電所としては世界最大クラスの発電容量となる予定で、英国がエネルギー安全保障戦略において掲げる、2030年までに最大50GWの洋上風力発電容量を確保するという目標*5の達成に貢献することが期待されています。
日立エナジーはこれまで、ホーンシー1およびホーンシー2に関して、オーステッドに系統連系設備を提供してきました。ホーンシー3においては、ホーンシープロジェクトでは初めてHVDCが使用されることとなり、当社は、4基のHVDC変換所と制御・保護システムを納入します。また、洋上に建設される2基のHVDC変換所のプラットフォームについては、当社のパートナーであるノルウェーのEPC事業者アイベル*6が提供します。
日立エナジーのグリッドインテグレーションビジネスユニット担当役員であるニクラス・パーソンは、「日立エナジーのHVDC技術は、洋上風力発電の効率的な送電に不可欠なものであり、クリーンエネルギーへの転換に向けて重要な役割を果たします。当社は、パートナーとの連携と協創により、洋上風力発電の急速な拡大に対応し、脱炭素化およびエネルギー安全保障の目標達成に貢献します。」と述べています。
オーステッドの英国プログラム担当副社長であるパトリック・ハーネットは、「オーステッドのビジョンは、グリーンエネルギーが中心の社会であり、ホーンシープロジェクトは、英国の目標達成に向けた大きな一歩です。日立エナジーとともに、洋上風力をはじめとする再生可能エネルギーを活用し、世界の持続可能な発展に向けて大きな役割を果たしていきます。ホーンシー3は、英国の数百万世帯に低コストでクリーンなエネルギーを供給するだけでなく、英国内外の洋上風力発電のサプライチェーンに、数千人分の良質な雇用と数十億ポンドの投資をもたらします。」と述べています。
*1 Modular Advanced Control for HVDC (MACH™)制御保護システム
*2参考:Hornsea One Press Release (英語)
*3参考:Hornsea Two Press Release (英語)
*4参考:About Hornsea 3 (英語)
*5参考:British Energy Security Strategy (BESS) – offshore wind (英語)
*6参考:Aibel partnership Press Release (英語)
日立エナジーは、持続可能なエネルギーの未来へ向けた取り組みを加速する、グローバルな技術リーダーです。さまざまな分野のお客さまに、バリューチェーン全体にわたる革新的なソリューションとサービスを提供するとともに、お客さまやパートナーとの協創により、カーボンニュートラル実現に向けたエネルギー転換に必要な、デジタル技術を活用した変革を実現します。日立エナジーは、社会価値、環境価値、経済価値のバランスを取りながら、世界でより持続可能、より柔軟、より安心・安全なエネルギーシステムを構築する取り組みを進めています。スイス・チューリッヒに本社を置き、全世界90カ国に約40,000人の従業員を擁しており、140カ国以上の導入実績と、約1兆円の事業規模を有しています。
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