日立エナジーが、米国バージニア州サウスボストン工場の変圧器製造設備増設に 3,700万米ドル超を投資

日立エナジーは、電力会社や再生可能エネルギー発電事業者、データセンターなどからの急増する需要に対応するため、米国バージニア州サウスボストン工場の電力用変圧器製造設備の増設と効率化に3,700万米ドル(約50億円)*1を超える投資を行います。これにより、電力用変圧器の生産エリアを26,000平方フィート*2拡張し、電力事業および再生可能エネルギー市場向け大型変圧器の生産能力を従来比40％増強します。さらに、工場のサイクルタイム*3の短縮を目的とした自動化機器への投資や製造プロセスの変更を行います。

^*1 1米ドル＝145円にて計算

^*2 約2,415平方メートル

^*3 サイクルタイム: 製品あたりの生産にかかる時間

サウスボストン工場は、1968年に生産を開始し、現在、米国内の電力網、商業ビル、産業施設向けの配電用変圧器や電力用変圧器、鉄道向け牽引用変圧器を生産しています。工場の面積は、現在、約607,000平方フィート*4で、約450人の従業員が在籍しています。

^*4 約56,392平方メートル

当社は、今回の生産エリア拡大ならびに効率化にあたって、バージニア州経済開発パートナーシップ(VEDP)*5および同州ハリファックス郡の産業開発局(IDA)の財務支援を活用します。また、熟練の製造職や経験豊富な専門職など、さまざまな企業機能について、サウスボストンでの採用活動を積極的に行っています。

^*5 VEDPのウェブサイト: https://www.vedp.org/japan

バージニア州のグレン・ヤンキン知事は、「日立エナジーのハリファックス郡での工場拡張は、バージニア州がビジネスを行うのに素晴らしい場所であることを表しています。日立エナジーは約50年前からバージニア州南部において雇用を維持しており、今回、彼らが地域社会における雇用を拡大することを喜ばしく思います。本件を実現するために、我々が微力ながら支援できることを嬉しく思います。」と述べています。

日立エナジーの変圧器事業の北米担当役員であるスティーブ・マッキニーは、「変圧器の需要は急速に拡大しており、私たちは需要に対応するため、北米における投資を続けています。当社は、お客さまによるエネルギー転換に向けた取り組みを支援することに尽力しており、サウスボストン工場の従業員は、電力需要の増加に応じて電力会社や再生可能エネルギー事業者などにサービスを提供する重要な役割を担っています。」と述べています。