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Meet Our People Tokyo, Japan 27-10-2022

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持続可能なエネルギーソリューションの 実現に向けた取り組みを加速 松村 剛之

グリッドインテグレーション事業部、プロジェクトエンジニア、日立エナジージャパン

私は、グリッドインテグレーション事業部のプロジェクトエンジニアチームに所属し、再生可能エネルギーを利用した発電所、産業用設備、変電設備等の設計から試運転調整まで、さまざまな業務に携わっています。日々の業務としては、主に機器・設備の仕様確認、サプライヤーやお客さまとの技術的な折衝、工場や納品先での試験内容の調整などがあります。

日本では、2012年に再生可能エネルギーによる発電促進を目的としたFIT制度(固定価格買取制度)が導入され、以降、太陽光発電の導入量は大幅に増加してきました。こうした状況下、当社では数多くのお客さまに変電設備をご提案し、選定いただいています。私は、お客さまの抱える課題に対してコストメリットを生み出しながら貢献できてることを誇らしく感じています。また、お客さまの仕様要求に日立エナジーの製品が指定されていたり、海外のお客さまの産業用設備で当社製品が稼働していたり、そのような様子を目にするたびに、改めて品質の高さを実感するとともに、日々の業務に自信をもって取り組む気持ちが沸いてきます。

10月31日は、持続可能な都市開発に貢献することを目的に制定された世界都市デーですが、持続可能な開発への関心は日に日に高まっていると思います。日本では、2020年に表明された「2050年カーボンニュートラル宣言」により、自治体や企業もさまざまな形で対応を迫られています。例えば、今後、小売電力業者からの電力購入への切り替えや、工場の電力を再生可能エネルギーにするといった取り組みがさらに増加すると思います。当社の変電設備は、太陽光発電所にて多くのお客さまに選定されています。今後もさまざまなお客さま向けに提案可能なシステムの幅の拡充に努め、自治体や企業のカーボンニュートラルへ向けた取り組みを支援していきたいと考えています。

 

強みを発揮し、新たな価値の創造とトータルコストを削減する

当部では、さまざまなサプライヤーから購入した各機器を組み合わせ、変電所システムとして、あらゆる選択肢の中からお客さまの要求を満たす提案を行っています。各機器を組み合わせることで、機能面での強みが発揮されるとともに、新たな価値の創出やトータルコストの削減も可能となります。

直近の具体的な提案例は、以下のとおりです。

-手作業で記録をしていた警報・製品寿命に関する情報等を、遠隔監視設備で監視

-多くの電気配線をModbus※1やIEC61850※2に準拠した通信等に置き換えることで、配線量を削減

-絶縁性能の優れた製品を用いることで、変電設備の省スペース化を実現

これらの価値を提供する上で自社の各工場はもちろん、優れた性能をもつ他社の製品も積極的に取り入れています。そのため変電設備に関する非常に幅広い製品知識が必要となります。また、国や文化の異なる世界中のサプライヤーとの業務遂行においては、質の高いコミュニケーションが日々求められています。

日立エナジーでは、世界の各工場において、製品に精通したスペシャリストがいます。プロジェクトにはグローバルチーム一体で取り組む体制が整えられており、各工場はさまざまな国や地域への納入実績を有しています。 

私が担当するお客さまとの折衝業務では、製品性能を詳しく把握することが必要です。製品仕様に関する課題点を、各製作チームと密に連絡を取りながらスピード感を持って解決できる点が、当社独自の強みであると考えています。

#ProudToBeHitachiEnergy

参考文献
1 PLC(プログラマブルロジックコントローラ)や電子機器間で用いられる通信プロトコル