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Press Release Zurich, Switzerland 01-09-2020

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日立ABBパワーグリッド社が7日以内で設置可能な モジュラー型移動変電所を世界で初めて開発

Hitachi ABB Power Grid Mobile Substations

短期間で設置・電力供給が可能な革新的ソリューションで、電力復旧時間の短縮に貢献

日立ABBパワーグリッド社(CEO:Claudio Facchin(クラウディオ・ファキン))は、世界で初めて7日以内で設置、電力供給が可能な400kVのモジュラー型移動変電所を開発しました。一般的に変電所の建設には、平均18カ月が必要とされますが、本モジュラー型移動変電所は、高圧の開閉装置、保護・制御機能を装備しながら、コンパクトかつ、短時間で通電できるよう設計されており、自然災害などによる大規模な停電時に迅速な電力復旧を可能とします。

日立ABBパワーグリッド社は、この革新的かつ迅速に活用できるソリューションにより、信頼性の高い持続可能なエネルギーの供給に貢献します。

 

日立ABBパワーグリッド社のグリッドインテグレーションビジネスユニット担当役員であるNiklas Persson(ニクラス・パーソン)は、「世界中のどこにいても、手頃で信頼性が高く、持続可能な電力が利用できることは、社会の発展のための前提条件です。エネルギー供給の中断は深刻な結果をもたらす可能性があるため、当社は、お客さまが安定した競争力のある電力を提供し、さらには二酸化炭素の排出を削減できるよう、モジュラー型移動変電所をはじめとした災害復旧ソリューションの開発に継続して取り組んでいます。」と述べています。

 

■モジュラー型移動変電所の概要

-本モジュラー型移動変電所は、予測できない事象や暴風雨、洪水、地震などの自然災害の発生を想定し、その地域に長期的なグリッドの安定性と電力品質を提供することをコンセプトに開発されました。日立ABBパワーグリッド社は、本製品の設計、製造を行い、また、装置がいつでも迅速に使用できるよう、継続的な保守サービスを提供します。

-お客さまの具体的なニーズに応じて高度に設定可能であり、グリッドのさまざまな電圧範囲と基準に対応することができます。工場でテストされた移動変電所は、数時間以内に設置することができ、暫定的なグリッド接続と仮設電源を迅速に提供する必要がある公共事業や産業に最適なソリューションを提供します。

-土木工事を必要とせず、現地作業を減らすことでリスクを低減します。また、系統連系に係る技術要件を順守し、容易に移動できるように設計されており、すぐに使用できる状態に組み立てられて納入されます。また、設置スペースがコンパクトで、本製品とトレーラーが一体となっているため、倉庫から現場への輸送が容易です。

 

■日立ABBパワーグリッド社について

日立ABBパワーグリッド社は、日立とABB社で合わせて約250年の歴史を持つグローバルテクノロジーリーダーであり、90カ国で約36,000人の従業員を擁しています。スイス・チューリッヒに本社を置き、エネルギー、インダストリー、インフラ産業のバリューチェーンに加えて、モビリティ、スマートシティ、蓄電やデータセンターなどの新分野にも事業を展開しています。日立ABBパワーグリッド社は、グローバルトップの導入実績やフットプリントを生かし、お客さまの社会的価値、環境価値、経済価値のバランスを向上させます。また、より強じん、よりスマート、よりクリーンなグリッドを実現するためのパートナーとして、革新的なデジタル技術により“Powering Good for Sustainable Energy”を実現していきます。

詳しくは、ウェブサイト(https://hitachienergy.com/jp/ja/)をご覧ください。

 

■日立グループ パワーグリッドポータルサイト

https://www.hitachi.co.jp/products/energy/pg/

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