サステナビリティを当社の目的の中心とし、すべての人にとって持続可能なエネルギーの未来を推進するという約束をしました。
サステナビリティ戦略における地球の行動規範のもとで、当社は、特に気候、循環経済、生物多様性・生態系といった3つの分野に焦点を当て、クリーンエネルギーへの移行の加速を目指しています。
当社の主たる目標
サステナビリティ戦略における地球の行動規範の中で 、関連するSDGs、当社の影響力の大きいコミットメント、日立エナジーの指針に合致するものとして、以下の主たる目標を挙げています。
気候
気候変動への取り組みは日立エナジーの目的の中核をなすものです。当社の事業では、当社の事業のために非化石燃料の電力を調達すること、排出、消費、廃棄物、汚染を削減することなど、複数のプロジェクトや取り組みを通じて、経済パフォーマンスと環境の相互利益に貢献しています。当社は、事業以外にも、技術の先駆者として、カーボンニュートラルな未来に向けたエネルギー移行を加速するために必要なデジタル変革を実現しています。エコ効率の高いポートフォリオである当社のEconiQは、SF6ガスのニーズを削減することで環境への影響を低減するように設計されています。
カーボンニュートラルは、環境への取り組みにおいて大きな注目を集めている分野です。当社の11の変革グリーンステッププログラムは、幅広い環境課題に取り組む当社の事業の支えとなっており、より集中的な監視と報告に加え、リソースと専門知識へのアクセスを提供しています。
循環経済
当社のアプローチは、資源の消費を最小限に抑え、その使用と再利用を最大化し、環境への影響を減らしながら製品のライフサイクルを延ばすことを目ざしています。当社は、顧客、サプライヤー、専門家、学界などの外部パートナーと協力して、5R原則、すなわち再考、削減、再利用、修理、リサイクルを実施することで、どのように汚染や廃棄物を削減し、経済をさらに循環させるか、その方法を模索しています。
当社は、パワーコンサルティング事業やEcospaceプラットフォーム、そして廃棄物発生および水利用のための特定の資源要因評価に対するライフサイクルアセスメント（LCA）を通じて、エネルギーソリューションの設計について顧客にアドバイスをしています。当社の事業では、Design to Value、リーン・シックスシグマ（L6S）プロジェクト、継続的改善、チームによって特定された機会から生じる直接行動など、資源効率と廃棄物削減に取り組むためのプロセスのイノベーションと設計を活用しています。
生物多様性と生態系
生物多様性、生態系、自然資本の保護は、サプライチェーンから顧客、事業やプロジェクトに至るまで、当社のグローバル事業におけるあらゆる段階で必要不可欠です。
当社は、この取り組みが自然を保全し、持続可能な利用ができるようにするためのグローバル生物多様性フレームワーク（GBF）の目標を達成するうえで不可欠であると考えています。マクロレベルでは、循環型経済の重要性が高まる中、気候変動への取り組みは生物多様性と生態系保護の推進を補完します。
これらを支える枠組みには、11のグリーンステップ工場プログラム、有害物質の交換、製品と化学物質のコンプライアンス、その他の健全な取り組みが含まれます。また、当社の拠点は、近隣コミュニティへの影響を減らす施策を積極的に特定・実施し、ローカルソリューション構築のためにグローバルな専門知識を活用してパートナーシップやプロジェクトを創り出しています。
