日立ABBパワーグリッド社が、次世代の産業・公共事業用 無線通信ソリューションの開発に向けて、450MHｚアライアンスに加盟

日立ABBパワーグリッド社は、通信接続の信頼性が高く、次世代の産業・公共事業向け通信として注目されている450MHz帯の無線通信ソリューションの開発を推進するために、通信事業者や周波数管理者、通信関連の設備・端末・ソリューションベンダーによって形成される業界団体である「450MHzアライアンス」に加盟しました。日立ABBパワーグリッド社は、パワーグリッドおよびミッションクリティカルな産業用ソリューションのリーディングカンパニーとして、産業・公共事業における450MHz帯の普及拡大を支援し、お客さまの業務の安定稼働に貢献していきます。

近年、分散化・デジタル化・脱炭素化に向けた事業体制への移行や、自然災害・サイバー攻撃の増加に伴い、世界の電力会社や産業界は、レジリエンスに優れ、柔軟性のある通信ネットワークを必要としています。450MHz帯は、通信接続の信頼性が高く、手ごろなコストで広範囲をカバーできるため、お客さまの重要な業務における通信接続や、緊急時や災害時における人命や資産を保護するための通信接続において、LTEや5Gなどと並び、重要な役割を果たすことが期待されています。

450MHzアライアンスは、450MHz帯の技術仕様や規制に関する研究や提言を行う業界団体であり、世界各国の通信事業者や周波数管理者、通信関連の設備・端末・ソリューションベンダーが参加しています。当社は、産業・公共事業向け通信の分野で豊富な実績を有しており、ミッションクリティカルな通信に関する専門知識や知見をアライアンスに提供することが期待されています。

日立ABBパワーグリッド社のグリッドオートメーションプロダクトのグループマネージャーであるClaus Vetter(クラウス・ベッター)は、「各国の規制当局は、重要なインフラを支えるために、デジタルグリッドや産業分野における通信要件を満たす、信頼性の高い通信ネットワークが喫緊に必要であると認識しており、450MHz帯に期待を寄せています。当社は、450MHzアライアンスのメンバーと協力し、長年培ってきた専門知識を生かして、最大限の信頼性とサイバーセキュリティを実現する無線通信ソリューションをお客さまに提供できるよう、取り組んでいきます。」と述べています。

450MHzアライアンスの役員であるIgor Virker(イゴール・ヴィルカー)は、「日立ABBパワーグリッド社を450MHzアライアンスに迎えることができ、大変嬉しく思っています。多くの国がミッションクリティカルな通信のために400MHz周辺の周波数を割り当てる中、日立ABBパワーグリッド社の専門知識と経験は、最先端のソリューションをもたらし、450MHz帯の普及拡大に貢献してくれるでしょう。」と述べています。

日立ABBパワーグリッド社は産業分野および公益事業向けに無線通信ソリューションを提供しており、代表製品である「TRO600シリーズ」は、用途に合わせた最適なワイヤレス技術を組み合わせたソリューションを提供します。お客さまは、デジタル化、安全性の向上、運用効率の向上、運用コストの削減といったメリットを享受することができます。当社は、お客さまの業務の安定稼働を実現するために、信頼性の高いミッションクリティカルな通信ソリューションを提供していきます。

■日立ABBパワーグリッド社について

日立ABBパワーグリッド社は、日立とABB社で合わせて約250年の歴史を持つグローバルテクノロジーリーダーであり、90カ国で約36,000人の従業員を擁しています。スイス・チューリッヒに本社を置き、エネルギー、インダストリー、インフラ産業のバリューチェーンに加えて、モビリティ、スマートシティ、蓄電やデータセンターなどの新分野にも事業を展開しています。日立ABBパワーグリッド社は、グローバルトップの導入実績やフットプリントを生かし、お客さまの社会価値、環境価値、経済価値のバランスを向上させます。また、より強じん、よりスマート、よりクリーンなグリッドを実現するためのパートナーとして、革新的なデジタル技術により“Powering Good for Sustainable Energy”を実現していきます。

詳しくは、ウェブサイト(https://hitachienergy.com/jp/ja/)をご覧ください。

■日立グループ パワーグリッドポータルサイト

https://www.hitachi.co.jp/products/energy/pg/