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アンドレアス・シーレンベックが日立エナジーCEOに就任 クラウディオ・ファキンは6月30日付で退任
日立エナジーは、2024年7月1日付でアンドレアス・シーレンベックがCEOに就任し、現CEOのクラウディオ・ファキンが2024年6月30日付で退任することを、本日発表しました。2024年7月1日の交代に先立ち、円滑なリーダーシップの移行に向けて、アンドレアス・シーレンベックは日立エナジー取締役会、経営陣、そしてクラウディオ・ファキンと連携していきます。
アンドレアス・シーレンベックは、現在、ドイツのグリーン水素生産企業であるHH2E*1において、共同設立者兼取締役を務めています。2019 年から2021年までは、ドイツのエネルギー大手であるユニパーにおいて、CEOとして脱炭素化戦略を策定しました。2013年から2018年までは、ティッセンクルップのエレベーター事業CEOとして、デジタル技術を活用したグローバルリーダーへの変革をリードしました。1992年から2012年までは、シーメンスにおいて、米国のビルディングテクノロジー部門プレジデント兼CEO*2や、スイスにおいて電力事業部門シニアバイスプレジデントを務めるなど、多様なマネジメント経験を有します。アンドレアス・シーレンベックは、ドレスデン工科大学で電気工学の修士号を取得、ハーバード・ビジネス・スクールでAMP*3を修了しており、ドイツ国籍を有しています。
*1 hh2e - Startseite (英語サイト)
*2 2010年から2012年まで
*3 Advanced Management Program
株式会社日立製作所執行役社長兼CEOの小島啓二は、「さらなる事業成長を主導する人財として、アンドレアス・シーレンベックの日立エナジーへの参画を心から歓迎します。また、日立製作所がABBのパワーグリッド事業を買収し、日立エナジーとして完全子会社化するまでの4年間にわたり、素晴らしいリーダーシップで移行と変革を率いたクラウディオ・ファキンに感謝の意を表します。アンドレアス・シーレンベックのリーダーシップによる今後の日立エナジーの成長戦略実現を引き続き支援するとともに、クラウディオ・ファキンの今後の活躍を祈念します。」と述べています。
株式会社日立製作所執行役副社長兼日立エナジー取締役会長のアリステア・ドーマーは、「計画的なリーダーシップの移行と選任プロセスに基づき、アンドレアス・シーレンベックをクラウディオ・ファキンの後任として選任しました。クラウディオ・ファキンは4年間にわたり日立エナジーのCEOとして素晴らしい実績を残しました。過去2年間、クラウディオ・ファキンと執行役メンバーをサポートし、パワーグリッド技術・ソリューションのリーディングプロバイダーである日立エナジーの変革に共に取り組めたことを嬉しく思います。お客さまに貢献するためのイノベーションとパートナーシップへの継続的投資を核とする『日立エナジー2030計画』は、これまでの変革の上に築かれる基盤であり、日立エナジーの成長戦略実現の加速に向けて、アンドレアス・シーレンベックをはじめとする日立エナジーのリーダーシップチームと共に仕事ができることを楽しみにしています。アンドレアス・シーレンベックの有する部門を横断した変革の経験は、日立エナジーが、日立製作所とのシナジー創出と成長を拡大する上で大きな力になります。」と述べています。
日立エナジーCEOのクラウディオ・ファキンは、「ABBのパワーグリッド事業から日立エナジーへの移行にあたり、執行役メンバーや日立エナジーのグローバルな組織と共に移行を主導したことは名誉であり光栄なことでした。このチームの有する真の情熱と揺るぎないオーナーシップは、自身にとってエネルギーとモチベーションの限りない源泉となりました。世界のエネルギーシステムをより持続可能、より柔軟、より安心・安全なものへと進化させるため、私たちは日立製作所と共に、お客さまやパートナーの皆さまと歩んできました。日立エナジーの驚くべき業績は、日立グループからの継続的な支援なしには成しえませんでした。2024年7月1日の交代に向けて、日立エナジーの執行役および取締役会と共に、アンドレアス・シーレンベックと連携していくことを楽しみにしています。」と述べています。
日立エナジーのCEOに就任予定のアンドレアス・シーレンベックは、「交通、ビル、産業の急速な電動化により電力需要が急増する変化の時代に、日立エナジーのCEOとして、新たな地平線に向けたかじを取ることになり、とてもわくわくした気持ちです。品質、イノベーション、持続可能性に深くコミットする経験豊かなチームをリードし、お客さまや社会がより環境に優しい未来に向かって加速するお手伝いをすることは、大変光栄なことです。引き続き、日立エナジーの事業成長を拡大し、持続可能で電動化された未来の実現に貢献します。」と述べています。
■日立エナジーについて
日立エナジーは、持続可能なエネルギーの未来へ向けた取り組みを加速する、グローバルな技術リーダーです。さまざまな分野のお客さまに、バリューチェーン全体にわたる革新的なソリューションとサービスを提供するとともに、お客さまやパートナーとの協創により、カーボンニュートラル実現に向けたエネルギー転換に必要な、デジタル技術を活用した変革を実現します。日立エナジーは、社会価値、環境価値、経済価値のバランスを取りながら、世界でより持続可能、より柔軟、より安心・安全なエネルギーシステムを構築する取り組みを進めています。また、当社はこれまで合計150GW以上の高圧直流送電(HVDC)システムを提供しており、より多くの風力発電や太陽光発電の導入が可能となるよう支援しています。スイス・チューリッヒに本社を置き、全世界90カ国に40,000人以上の従業員を擁しており、140カ国以上の導入実績と、1兆円を超える事業規模を有しています。
詳しくは、ウェブサイト(https://www.hitachienergy.com/jp/ja)をご覧ください。
■日立エナジー関連リンク
https://www.linkedin.com/company/hitachienergy
https://twitter.com/HitachiEnergy
■日立製作所について
日立は、データとテクノロジーでサステナブルな社会を実現する社会イノベーション事業を推進しています。お客さまのDXを支援する「デジタルシステム&サービス」、エネルギーや鉄道で脱炭素社会の実現に貢献する「グリーンエナジー&モビリティ」、幅広い産業でプロダクトをデジタルでつなぎソリューションを提供する「コネクティブインダストリーズ」の事業体制のもと、ITやOT(制御・運用技術)、プロダクトを活用するLumadaソリューションを通じてお客さまや社会の課題を解決します。デジタル、グリーン、イノベーションを原動力に、お客さまとの協創で成長をめざします。2022年度(2023年3月期)の連結売上収益は10兆8,811億円、2023年3月末時点で連結子会社は696社、全世界で約32万人の従業員を擁しています。
詳しくは、日立のウェブサイト(https://www.hitachi.co.jp/)をご覧ください。
■日立グループ パワーグリッドポータルサイト