石油・ガス業界向け通信
安全で経済的、かつリスクのない電気通信の接続。
日立エナジーは、石油・ガス産業の電気通信技術の最前線にいます。当社は、業界のトレンドと長期戦略に関する最新情報や、電気通信技術の最新の進歩を常に把握して、施設のライフサイクル全体に合わせて設計された、将来を見据えたソリューションを提供します。
将来に向けては、ネットワークがすべてとなるような技術やアプリケーションの統合が進むと見ています。音声、データ、ビデオは、同じネットワーク上で、より高速で、より広い帯域幅で伝送することが必要な場合があります。信頼性とサービス性を保証するため、標準的な既製品やシステムを活用し、カスタマイズされたトータルソリューションを構築することが多くなっていくでしょう。
電気通信は、CAPEX（資本的支出）とOPEX（維持管理費）を削減するための業界の取り組みにおいてますます重要な役割を果たします。遠隔地やアクセスのしにくい貯水池が開発されるにつれて、高速で信頼性の高い通信（ファイバーと無線の両方）により、オフサイトの監視と制御を強化することが可能になるでしょう。洋上施設の陸上での運用は、高度な電気通信が、より効率的で費用対効果の高い運用の機会を創出する機会の一例です。
運用と制御コストを合理化するために、将来の石油・ガス業界は、すべてのアプリケーションとシステムで使われる共通ユーザーインターフェース、共通のネットワークインフラ、共通の技術（既存のSDH/PDH、イーサネット、IP、MPLS-TPなど）、共通のメンテナンスシステムを活用することになるでしょう。
日立エナジーは、石油・ガス産業の電気通信におけるグローバルリーダーとして、今後も通信技術を業界のニーズの変化に対応させ、将来的に効率性を高めるための革新的なソリューションの導入を進めていきます。
-
白書を読む
ソリューション
- 洋上
- 陸上
- XMC20 - 石油・ガス向けのミッションクリティカルな通信
強烈な寒さ、氷と雪、熱気、粉塵、高湿度、強風、豪雨、塩霧などの極端な屋外条件は、多くの分野で共通です。
油田やガス田の通信には、過酷な環境条件下で広い領域で動作する、信頼性と回復力に優れた大容量無線ネットワークが必要です。理想的には、無線石油・ガス通信ネットワークはブロードバンド速度を提供し、また、あるコスト効率の高い物理インフラで、業務効率と安全性を高める複数のアプリケーションを安全にサポートする拡張性の高い基盤を形成します。単一ネットワークは、次のような固定および移動式石油・ガス探査および生産アプリケーションを同時にサポートする必要があります。
SCADA（監視制御およびデータ収集） – 生産および注入井の監視・測定・ロギング・制御、源水および廃棄水井の監視、貯蔵タンクの監視および制御、緊急装置の停止および復旧。
リアルタイムのビデオフィードと監視 – 遠隔での状況認識と情報をオペレーションに提供することで、意思決定を促進し、安全性を向上させ、危機的な状況を早期に可視化します
セキュリティおよび監視システム – 入口または施設内の安全な場所での電子アクセス制御、ゲートまたは敷地周辺でのビデオセキュリティにより、施設のセキュリティを強化
ドリルリグの通信および診断 – ドリルビットの深さと傾斜、泥の重さ、温度、圧力をモニター。リモートで診断を実行し、結果を分析
資産追跡 – 現場での固定資産・モバイル資産の所在を追跡および更新することで、業務を改善し、安全性とセキュリティに貢献
現場従業員の接続性 – 携帯電話サービスがない場合でも、遠隔現場でSCADA（監視制御およびデータ収集）データ、インスタントメッセージング、Eメールにアクセスできるように現場の作業員の接続を維持します
音声 – 遠隔地でもモバイルワーカー向けのIP電話で運用効率とワーカーの安全性を向上
お問い合わせ
こちらからお問い合わせください。